アフリカ支援(ウガンダ共和国･シエラレオネ)

現在私たちは、アフリカへの支援活動及びその後方支援の活動をしております。こちらは、「国際支援ＮＧＯあい」という団体を発足し、完全ボランティアでの活動を進めております。

ウガンダ共和国（東アフリカ）

現地で活動するＮＰＯ法人チルドレンホープの後方支援団体として発足。活動履歴は、２００７年より(内ＮＧＯとしては２００９年より)。エイズ孤児やシングルマザーを中心に貧困地区の支援を続けている。日本国内では、孤児の作ったストラップやブレスレットなどのアクセサリーの販売をしている。

また、ウガンダ人の経営するコーヒー会社より直接生豆を購入し、オリジナルでウガンダ珈琲の商品化を進めている。こちらは、産業と雇用増につながるようビジネスとして展開したい。

今年度より、ウガンダでのモリンガ栽培を開始。「ウガンダモリンガプロジェクト」として広く支援者を募集している。毎月定期でのマンスリーサポーターが有難いです。毎月１０００円。こちらを原資に、作業者の賃金やモリンガの栽培に必要な、道具や種などの購入を進めています。

シエラレオネ（西アフリカ）

Mで有名になった国。かつては世界で一番寿命が短い国としても有名で、当時は平均寿命３７歳だった。現在はかなり改善されているが、乳幼児死亡率と出産時死亡率はまだまだ世界トップクラスである（以前はどちらも№１）。

そのシエラレオネにＮＧＯあいのメンバーでもある「あずさ」が移住。現地でタクシー事業をしながら土地を購入し、農業に着手。しかし、車の故障や右ハンドルの禁止によって、タクシー事業は現在ストップ。車がないため、農地へのアクセスが厳しく農業も苦戦中。タクシー事業の再開には、約１００万円が必要で、難航中。

こちらでの農業が軌道に乗ったら、モリンガの栽培も並行して進める予定。

国際支援NGOあい『モリンガプロジェクト』

モリンガプロジェクトとは？

「NGOあい」で『モリンガプロジェクト』というプロジェクトを立ち上げて、活動を進めています。

このプロジェクトを簡単に説明すると、モリンガをウガンダで栽培・商品化し、現地の経済促進・健康促進を図るためのプロジェクトです。

モリンガとは「奇跡の植物」「ミラクルツリー」と呼ばれ、世界中で利用されている北インド原産の「木」です。

そのルーツは古く、インドの伝統療法「アーユルヴェーダ」にも登場します。現存する可食植物の中で最も栄養素が豊富で、 90以上の栄養があり、300以上の効果効能が確認されているそうです。 2007年には国連食糧計画にも採用され、多くの国や地域で、栄養対策や食料対策として取り組まれています。すでに海外の国際支援組織などで利用され、多くの乳幼児の栄養失調を防ぐ役割を担っています。

日本ではあまり知られていませんが、それでも、近年モリンガを取り扱う会社やお店は増えており、利用者も増加しています。また日本国内の健康食品の市場は大きく、2012年度で約1兆5千億円規模。その中で、健康茶だけでも560億円のマーケットがあります。健康食品の市場は前年対比100％くらいです。健康茶は104％と堅実なマーケットとして、政府からも育成事業と位置付けられています。モリンガは、今後、爆発的に商品化と流通が増える可能性を秘めていると私たちは信じています。

一方で、モリンガの流通が増えるにつれて、問題も起きつつあります。現在流通している原料のほとんどはフィリピン産なのですが、現地での乱採取により、かなり減少しているようです。現地の貴重な食料源であるはずのモリンガが、こうして世界に流通することでフィリピンの人々が食べられなくなるかもしれません。モリンガを普及させたいという思いはありますが、そのせいで肝心の現地の人々が食べることができないのなら、意味はありません。そこで、私たちは、フィリピンではなく、ウガンダでの栽培を決意しました。